第2回に続いて、ある日の週報に載った教会員のあかしから。

 

『たかやんと一緒』

 息子(隆哉 通称たかやん)は、スクスクと元気に育ち、一歳六ヶ月になりました。
私は、出産と同時に退職したので、24時間・365日息子といつも一緒です。
  最初は何も喋らず、ゴロゴロしているだけでしたが、最近少し言葉も覚え、こちらの言う事も理解出来ている様子です。よく言う言葉は、『あぶい』『こわい』『きれい』『うまい』です。
  アンヨが遅く、一歳四カ月過ぎた頃やっと一、二歩足が前へ出ました。友達からは、一歩出るとタタタタ…とすぐ歩けるようになるよと聞いていましたが、息子は二・三歩歩いては、足から全身へガクガクと震え上がり、ストンとしゃがみ込んでいました。そして、『あぶい、こわい』です。  1m進むのに13歩位かかります。
  日が暮れます。
こんな様子からもわかるように、息子はとても慎重派で、少し怖がりかもしれません。
  しかし一方では、すごく面白い顔をして私を笑わせたり、一人でブツブツ言って笑っていたり、とてもユーモラスな所もあります。癇癪を起こす事もほとんどなく、毎日笑っています。大げさに言えば、大泣きしたのは産声位ではないかと思う程穏やかです。
  主人は忙しく、一日数十分も息子と居ないので、面倒を見ることなどまずあり得ませんが、毎日夜息子と二人、大笑いしてから静かに手を握って、穏やかな気持ちで『ねんね』出来るのは、主人のお陰と感謝しております。
  職場が大好きだった私なので、完全に家庭に入るのはとても不安でしたが、一分たりとも息子の成長を逃さず見届けられるということを、幸せに思います。
  子供を産んでから、子育てに関する悲しいニュースを見るたび、胸が張り裂けそうになります。計り知れない辛い生活や、大変な毎日が裏にあるのでしょうが、どこかにはちゃんと幸せも用意されている事に気がついて欲しいです。一人絶望の淵に立たされるのではなく、子供がそこに存在(いる)こと自体が幸せなことだと、少しでも感じることが出来たなら…。小さな幸せを、大きく拾って欲しいと願わずにはいられません。 
 子育ては、様々な立場でなされますが、神様から授かった命、純粋な喜びを多くの母親が分かち合える社会になりますように。

                               (Y.S)