牧師という制服

「聖夜」(佐藤多佳子著)は牧師の息子が主人公だ。

母に出て行かれ、父に反発を覚えながらもミッションスクールのオルガン部でメシアンを奏でる主人公。

父との諍いのなかで「牧師という制服を脱いだ父」という台詞が出てくる。

牧師という制服をきることで神を装っていると息子の批判が手厳しいが、私も同じ批判をしたことがあるのを思い出した。

講壇に立つ牧師はいい、しかし普段着の牧師にも会いたいというのが当時の私の心境であった。