《今月のおはなし》

じゃあ、やってみるか

「沖に漕ぎ出して網を降ろし、

　漁をしなさい」　　（ルカによる福音書５・４）

　もう、いやになっちゃう。おともだちとなかよくしようとおもって「いっしょにあそぼう！」ってこえかけたのに、あとで、っていわれた。おかあさんやおとうさんがよろこぶとおもってたまごやきつくってみたけど、へんなかたちになっちゃった。たくさんれんしゅうしたのに、はっぴょう会でしっぱいしちゃった。あーあ、もうやめちゃおう。そういうことってない？

イエスさまはかなしいおもいをしているわたしたちのところにきてくれて、「やってみようよ」ってはげましてくれます。魚をとるりょうしだったペトロさんは、魚がぜんぜんとれなかったとき、ふねを「漕ぎ出せ」ってイエスさまにいわれて、もういちどふねをこぎだしました。そうしたら、たくさん魚がとれました。

えーっ、でもー、ってすぐおもっちゃうけど、やってみようかな。イエスさまがいてくれるから。